先日世界遺産検定のための勉強をしている際に富岡製糸場の建物のレンガの積み方についての記載がありました。
そこで他のレンガの建物はどうなっているんだろう?と思い早速自分の足でいろいろなレンガの建物を見てきました!
このコロナの時代にできる旅行を考え、以前から検討していた自転車の購入を決意し、自転車屋さんに相談、先日無事納車されました。
レンガの積み方
まずはレンガの積み方について簡単に説明しますね。
レンガには長い面と短い面がありますよね。その組み合わせによって積み方の呼び名が変わるのですが、長い面と短い面を横に交互に積む積み方が「フランス積み(正しくはフランドル積み)」、縦に交互に積む積み方が「イギリス積み」と呼ばれています。
明治初期に建てられた建物は「フランス積み」が多く、明治中期以降は「イギリス積み」が多いそうです。
「フランス積み」は美しく見えますがレンガを多く使ってしまう為、明治中期以降は経済的な「イギリス積み」が好まれたそうです。
前置きはさておき、、、
東京駅駅舎
なにかの資料では「イギリス積み」と書いてありましたが果たして、、
ん?
もう少し近くで見てみます。
これはイギリス積みではないですね。。
レンガの短い面を「小口」と呼び、小口だけが表面に見えているので「小口積み」というやつかな、、?
家に帰ってきてからいろいろ調べてみましたが、駅舎の外観に使われている「化粧レンガ」は小口積みになっているようですね。
駅舎の構造を支える「構造レンガ」はイギリス積みになっている部分があるそう。。
悔しい、、見つけられなかった、、
必ずリベンジします。
旧万世橋駅
続いて自転車を飛ばして秋葉原方面へ。
今はJRが開発した商業施設が入っている万世橋駅。
以前は中に入ったこともあるのですが、今回はあくまでも外観を眺めるために訪問。
おお!イギリス積みだ!
本物だ!
少し感動しました。笑
今までレンガの積み方なんて気にしたことも無かったのに、少し知るだけでこんなにも楽しめるのは素敵ですね。
世界遺産を勉強していてよかった。笑
駅舎のレンガ
そもそも駅舎のレンガの積み方はだいたいイギリス積みなんでしょうか?
フランス積みは明治初期にしかあまり使われていないとどこかに記載がありました。
日本に鉄道駅が初めてできたのは明治5年。これくらいであれば、レンガの積み方はフランス積みが主流のはず。
でも残念ながら建設当時のまま残っている駅舎は無いんですよね。残念。
鉄道駅の建設が進むにつれてレンガの積み方はイギリス積みに移行していき、東京駅ができた頃(大正3年)にはイギリス積みが主流になっていったのでしょうか。。
すみません、あくまで予想ですが、、
旧乃木邸
秋葉原を離れて、皇居を大回りして赤坂の方面へ。
坂の上の雲の大ファンの私ですが、この旧乃木邸には行ったことがなく、せっかくなのでこの機会に行ってみました。
前日に場所を調べたときには「へえ〜乃木邸って乃木坂の近くにあるのか〜」なんて呑気に考えていました。
が、赤坂に近づいたところでふと「乃木邸があるから乃木坂なのか!」と気付き勝手に感動していました。
これ常識なんですかね?笑
そんなことを考えていたら到着。乃木神社の入口から乃木公園、旧乃木邸にも入れました。
旧乃木邸は木造の為、レンガはなし。
旧乃木邸の横に厩舎がありそちらはレンガあり!
レンガの積み方よりも「乃木坂」の名前の由来に感動してしまい、レンガの発見の感動は薄れてしまいましたが、、笑
帰宅途中
初めてのサイクリングにしては中々長い距離を走ってしまい、だいぶ疲れて家に向かっている途中に明治学院大学を発見。
「あ〜レンガだな〜」なんて思っていたら、、
うわ!フランス積み!
外壁なのでおそらく装飾だと思われますが、調べてみると大学の中にある建物は明治22年に建てられたものがありました。
時期的には合わないですね。
明治学院の創立者はアメリカ人のヘボン(アルファベットのヘボン式で有名なあのヘボン)なのでフランス出身とかでもないですからね。
理由は分かりませんが、フランス積みの建物が東京都内にちゃんとあることが確認できました。
第一回はこんなところで終わります!
入りきらなかった写真たち
(たぶん)人生で初めて霞ヶ関に行きました。「ユネスコ」の文字があり少し感動しました。
あとはドラマでよく見る警視庁
次の日は筋肉痛で死んでました。
ではまた次回。
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【旅行レポ】東京都建物めぐり②〜レンガの積み方編②〜
【旅行レポ】東京都建物めぐり③〜レンガの積み方編③〜
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